なぜ競合分析をするのか?
1. 成功している人を「モデル」にするため
ビジネスで成功する最も確実な方法は、すでにうまくいっている人を見つけ、その成功要因を分析して真似ること。これを「モデリング」と呼ぶ。
「何がうまくいっているのか?」「なぜその人は売れているのか?」というポイントを見つけ、それを自分のビジネスに取り入れることで、高確率で成果を出せるようになる。
「結局、うまくいってる人のやり方を観察して、なぜうまくいってるかを分析して真似すれば、自分もうまくいく」この考え方が競合分析の出発点である。
2. 儲かる市場を見極めるため
自分が参入しようとしているジャンルにおいて、「売れている競合が存在しているか」は極めて重要なサイン。
もしそのジャンルにほとんど成功者がいないなら、それは「儲からない市場かもしれない」という黄色信号。
逆に、広告を出している競合が多数ひしめいている市場は、「お金を投じてもリターンが見込める=良い市場」である。つまり、競合が多い=チャンスがあるという視点を持つことが重要。
3. 勝てる差別化ポイントを見つけるため
ライバルが多い市場に参入すること自体は良いこと。ただし、「同じことを言っても勝てない」。
だからこそ、競合を徹底的に分析し、
- どんな切り口で訴求しているのか(集客コンセプト)
- どんなオファーを提示しているのか
- どんな見込み客を狙っているのか
を把握した上で、そこから少し角度を変えた独自ポジションをつくる必要がある。
どのように競合分析をするのか?
1. まずは「ざっくりジャンル」を決める
最初の段階では、細かく決めなくて良い。たとえば次のように大きなカテゴリから始める:
- 稼げる系(ビジネス、起業、副業など)
- 恋愛系(出会い、パートナーシップ)
- 健康・ダイエット系
- メンタル・自己啓発系 など。
「自分がやりたい領域の大まかな方向性」が定まればOK。
2. メタ広告ライブラリでリサーチを始める
最も手軽で精度が高いのがMeta広告ライブラリを使った分析。
ここで、
- 広告カテゴリを「すべての広告」に設定
- キーワードに自分のジャンル(例:英語、ドッグトレーニング、経営コンサルなど)を入力
すると、そのテーマで実際に出稿されている広告がずらりと表示される。
これらはお金を払ってリアルタイムに運用されている広告=市場の生データ。
ここから競合を抽出する。
3. 「売れている広告」を見抜く
出てきた広告の中には、うまくいっているものとそうでないものが混在している。
見抜くための基準は次の通り:
① 長く掲載されている広告
Meta広告ライブラリでは出稿日が表示される。
たとえば10月時点で6月出稿の広告がまだアクティブなら、売れている可能性が高い。
(ただし、低予算で惰性運用しているケースもあるので「目安」として扱う。)
② リストイン導線があるLP
クリック先が「LINE登録」「メルマガ登録」などの名簿獲得型LPになっているか。
もしリストイン導線がなければ、ビジネスとして成立していない可能性が高い。
③ ファーストビューの質
開いた瞬間の見出し・デザイン・オファーが「この先を見たい」と思わせるか。
第一印象の引力があるLPほど、成果が出ている。
4. 抽出した競合をシート化して分析
「売れていそうな広告」を見つけたら、次の情報をすべて書き出す:
- ライバルの名前
- LPのURL
- 発見した媒体(Meta、Instagramなど)
- 集客コンセプト
- LPのオファー内容
- 特典、メッセージ内容、次のオファー、セールス構成…
つまり、“広告 → LP → メルマガ(LINE) → セールス”という一連の流れを
手元で完全に再現・記録していくのが競合分析である。
5. 潜入調査でバックエンド商品まで確認
LPでリスト登録すると、次にLINEやメルマガ経由で無料セミナー・相談などに誘導される。
ここで実際に登録・参加し、相手がどのようにセールスしてくるかを体験する。
この段階では以下を記録:
- オファーの内容
- メッセージの順番と内容
- セールスプレゼンの構成
- 商品の価格、期間、サポート内容
- どんな未来を提示しているか
- どんな決定打(キラーカード)で購買を後押ししているか
こうした「生の販売プロセス」を把握することで、勝ちパターンの構造が見える。
6. 最後に、自分の差別化戦略へ転換
競合分析の目的はコピーではなく「勝てるポジションを明確にすること」。
つまり、
- 競合の成功要因を理解し
- その弱点や欠点を見つけ
- そこに自分ならではの価値を掛け合わせる
これにより、高確率で成果が出る独自ポジションを構築できる。
まとめ
競合分析とは、単なる調査ではなく「再現可能な成功法則を抽出する技術」。
市場でうまくいっている構造を目で見て、体験して、分析して、自分の形に置き換える。
これを繰り返すことで、あなたのビジネスモデルは短期間で実証済みの勝ちパターンに近づく。
