2.顧客像を明らかにする

どんな人?

デモグラフィック(客観的な情報)

デモグラフィックとは年齢・性別・職業・学歴・所得・家族構成など、統計的・数値化しやすい基本属性。

サイコグラフィック(価値観・性格)

  • どんな価値観を持っているか
  • どんな性格か
  • 興味・関心
  • ライフスタイル

たとえば、「堅実で安定志向」「人からの評価を気にする」「休日は家でYouTubeを見て過ごす」など。

行動特性

  • よく買うブランド
  • 消費の傾向(衝動買い/コスパ重視など)
  • SNSの利用状況
  • お金の使い方(浪費型か貯金型か)

さらに「1日の生活リズム」や「休日の過ごし方」も聞くと、生活背景がよりリアルに見える。

★具体度が重要

なるべく具体的に書くのが重要。たとえば「40代男性」ではボヤけすぎてイメージできない。

とは言え、逆に「48歳、2月26日生まれ、172cm、○○町1-3-5に住んでいる山田春俊さん」みたいに具体的すぎると1人しかいない。

理想は、「こんな人いそう!」と思えるくらい具体的
たとえば:

30代前半の独身男性。IT企業に勤めていて、通勤は片道1時間の電車。彼女いない歴5年。性格は少し奥手だけど、最近マッチングアプリや街コンによく行っている。

このくらいなら具体的なイメージができて、かつ似たタイプもたくさんいる。

何が欲しい?

「今、何を欲しているのか」。これはウォンツ(欲求)と呼ばれる。

人は、「何かを欲しい」と感じているということは、「今それがない」と思っているということ。

たとえば恋愛系なら:

「彼女が欲しい」「身長165cmくらいで、笑顔が可愛い子と付き合いたい」

ビジネス系なら:

「SNS集客を自動化したい」「毎月安定的に30万円の売上が欲しい」

欲求は具体的に。

それを手に入れてどうなりたい(欲しい未来)

顧客が望む「最高の未来」を明確にする。

恋愛の例で言えば:

「理想の彼女と結婚して、休日は一緒にカフェ巡りをして、穏やかな家庭を築く」

ビジネスなら:

「自動で集客できる仕組みができ、夜は家族とゆっくり過ごせる生活」

この「最高の未来」が明確でないと、顧客にとってのゴールが見えず、訴求の方向性もブレてしまう。

何に悩んでいる

次に、今どんなことで悩んでいるのかを明らかにする。

たとえば:

恋愛なら:

街コンに通っているのに全然彼女ができない。

ビジネスなら:

SNSをやっているのに全然売上が上がらない。

みたいな感じ。

それを放っておくとどうなる

放置すれば「現状維持」か「悪化」しかない。

恋愛なら:

このままだと見た目もふけて、彼女ができる可能性がますます減る。自信も失って、恋愛から遠ざかる。

ビジネスなら:

売上が横ばいどころか下がる。SNSのアルゴリズムが変わり、さらに集客できなくなる。

最悪の未来を想像できるように、できるだけ生々しく描写するのがポイント。

日常的にどこからどんな情報を浴びているか

顧客は常に情報のシャワーを浴びている。SNS、検索エンジン、YouTube、広告、メールマガジン、友人など、さまざま。

たとえば:

  • 「SNSで“無料で集客できる”という投稿をよく見る」
  • 「ビジネス系インフルエンサーの動画を毎日チェックしている」
  • 「周囲の経営仲間も同じようなことを言っている」

こうした「日常的な情報環境」は、顧客の考え方に強く影響する。

その、情報を浴びている(思い込みの原因を作っている)情報源を書きだす。

その結果どんな思い込みを持っているか

人は自分の考えで信念をつくるのではなく、環境の影響を受けて思い込みを形成する

たとえば:

「集客するにはSNSを毎日更新しなきゃダメ」
「無料で頑張るのが正しい」

これは、SNS上で繰り返し見聞きすることで刷り込まれた信念。仮に、かつては正しかったとしても今は通用しない場合も多い。

たとえば:

「昔はSNSでフォロワーが増えれば売上も上がった。でも今は飽和していて、同じ努力では結果が出ない」

それでも古い信念を握りしめているから、問題が解決しない。この「誤ったマインドセット」を見つけ出すのが顧客分析の肝。

他社からどんなオファーを受けているか

顧客は日々、さまざまな競合のオファーを受けている。
たとえば:

  • 「無料ウェビナーで“1日10分で月収100万円”」
  • 「インスタ運用サポート・初月無料」
  • 「AI集客ツール・30日間トライアル」

これらをリスト化し、顧客が今どんな選択肢にさらされているかを明確にする。

そのオファーはどこから来ているか

競合オファーの流入経路を特定する。

  • Meta広告(Facebook・Instagram)
  • 検索広告(Google)
  • SNSの投稿やDM
  • 紹介や口コミ
  • 郵送DM

たとえば:

「Meta広告経由で“無料オンラインセミナー”に誘導される」
「YouTube広告で“年収1000万コーチ養成講座”を見た」

これにより、顧客がどのメディアで影響を受けているかがわかる。